本日、家の隙間を計る気密測定を行った住宅の結果報告書が届きました。

吹付け断熱で第一種換気の施工による住宅になります。

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気密測定とは、家全体の隙間が1㎡当りどの位あるか調べるもので、次世代省エネ基準のⅢ地域以南(宮城・山形から南)で5.0C㎡以内、Ⅰ・Ⅱ地域(北海道・青森)で2.0C㎡以内が基準となっています。

では、家の隙間はどうして出来るかというと、家を覆う断熱材がしっかり施工できているかどうかで変わってしまいます。同じ断熱材を施工しても、隙間が多い(しっかりと断熱材を施工していない)と温度差がある外気は家の中に多く入り、冬場は寒く・夏場は暑い家になってしまいます。

断熱材の厚さだけで判断しても、実際の住心地は隙間が多い・少ないで左右されてしまいます。

どうやって調べるかというと、上記の写真の機械を家の窓一箇所に設置しまして、風を外に吹き出します。隙間が多いと空気がどんどん外に出て行き圧力が少なくなりますが、隙間が少ないと吸い込む空気が足りず圧力が多くなります。その圧力差によって、どの位1㎡あたりの隙間があるか測ります。

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今回の住宅の結果は、C値 0.87 C㎡/㎡になり、北海道の基準もクリア致しました。